取材レポート第11弾の1「そば打ちについて米田さんと小林さんに聞いてみた!」
取材先 そばうちくらぶ わくわく 米田さん・小林さん
文の里商店街の近くにある「そばうちくらぶ わくわく」さんの教室で、米田さんと小林さんに子ども記者3人が取材しました。3月7日の体験では、そばの打ち方やコツを教えてもらいました。3月14日の取材では、道具のことや苦労について、そば打ちの魅力、きっかけなどを話してくれました。(文・こまっすー記者)
■取材・文 こまっすー記者(小学6年生)
今回取材したのは、「そばうちくらぶ わくわく」の代表米田さんと小林さん。米田さんは、大阪の企業で働いていて、小林さんは東京で勤めていましたが、それぞれ転勤で大阪に来ました。米田さんがそば打ちを始めたきっかけは、ある人に「そばって面白い!」と教えてもらったことと、食べるのが好きで一回やってみよう!ということでした。小林さんは、定年後の趣味を探していて、そば打ちを始めました。2人が仲良くなったのはそば打ちのクラブで出会ったのがきっかけです。
▲米田さん(右)と小林さん(左)
文の里の教室をオープンする前にも体験できる場所を作ったのですが、オフィス街だったため、習いには来てくれたけれど、そこに住んでいる人とのつながりはありませんでした。住宅が立ち並ぶ所だとみんなが来てくれる。そして、みんなと交流できるところ、ということで文の里にそばうちくらぶをつくりました。
プライベートは、お酒を飲んだり、スポーツ、仕事もしています。
そばの太さは人や地方によって変わります!
そばの太さは人の好みで太かったり細かったりします。そばの太さの平均は、1.5~2mm。大阪だと太め、東京だと細いほうがいい人が多いです。なのでそばを作るときは細いほうがいいですが、自分好みなのでだいたいで大丈夫です!と小林さんがおっしゃっていました。でも細すぎもダメだそうです。
▲そばの実がそば粉になるまでの変化の段階を見せてもらいました。
■取材・文 そうま記者(小学5年生)
そばがかぜをひく!?ってどういうこと?
Q ぼくたちがそばを打ったら1時間以上かかりましたが、米田さんたちがそばを打ったら何分くらいでできますか?
A 1.5kg(約20人前)をだいたい40分ぐらいで打てます。プロなら20分ぐらい。そばを作るのに時間がかかって、まずくなることを「そばがかぜをひく」と言うんですよ。
Q:そば打ちを始めて楽しかったことやうれしかったことはありますか?
A:私たちの世代の人たちはずーっと会社で働いていたので、定年退職でやめたら会社の友達しかいなくて、近所には友達がいない。でもお母さんたちはママ友だったりおさななじみだったりで友達はいっぱいいるけど、お父さんたちは友達がいないんですよね。そば打ちをはじめたら、たくさんの人に出会えたり、打ったそばを食べてもらって喜んでもらえたり、それがうれしいですね。
Q:日本で初めてそばが食べられたのはいつですか?
A:縄文時代にもそばを栽培(さいばい)していたようです。でも、記録(きろく)が残っているのは、722年に天皇陛下がそばを植えるように、と命令した記録があります。初めてそば(めん類)が食べられた時代は、はっきりとはわかっていません。あるお寺に残されていた日記に1574年にお寺でそばを食べたと書かれているそうです。
■取材・文 れい記者(小学2年生)
Q:(そばを打つ)めんぼうに種類はありますか?
A:長いめんぼうは向きを変えたりまいたりするのに使います。短いのはのばすときに使います。木の種類もいろいろあって、ひのきやひばなどが使われています。ひのきが一番打ちやすいかな。
Q:めんぼうはだいたいいくらですか?
A:5,000円から30,000円くらいです。
Q:スーパーで売っているそばと体験で作ったそば(とってもおいしかった!)は何がちがうのですか?
A:スーパーのふつうのおそばはそば粉よりも小麦粉が多いですが、体験で作ったものは、そば粉が80%。また、そばの実をひいてすぐに打ってるからおいしいです。使っているそば粉もとても高級な粉を使っていますよ。
Q:そば打ちで大変なことは何ですか?
A:そば粉と水をきちんと混ぜること。そしてきれいにそろった太さに切ることです。10年かかってもなかなか満足のいくそばにならないですね。
Q:(そば打ち体験には)だれでも参加できますか?
A:子連れでも年配の人でも参加できます。幼稚園の子どもたちが来てくれることもあります。
Q:そばを打つのは楽しいですか?
A:楽しいけど少し大変です。打ったそばを家族や友だちに食べてもらいおいしいと言ってもらえるのがうれしいです。いろんな人と出会えることもよかったです。
編集後記
こまっすー記者:そば打ちを初めてやってみてめんぼうの使い方やそばの混ぜ方など、こんなことをするとは思っていなかったのでとてもおどろきました。これからもそばをいっぱい食べたいと思います。
そうま記者: そば打ちを見たことはあるけど、実際にはやったことがなかった。今回初めてそばを打って楽しかった。また体験しに行きたいと思っています。
れい記者:体験に参加できてうれしかったです。そばについてよく知れました。ごちそうしてもらったそばもおいしかったです。また体けんしに行きたいです。力がいるから少し大変でした。包丁がおもくて太いめんになってしまった。はちが大きくて体が入りそうだった。そばの教科書があってびっくりした。
取材先Data
そばうちくらぶ わくわく
住所:大阪市阿倍野区昭和町1-7-17 シャトレ文の里1階
TEL:050-7117-1461
そば打ち教室開催日:第1・第2日曜日・第3土曜日 各13:00〜14:45/15:15〜17:00
持ち物:エプロン・バンダナ・手ふきタオル ※レンタル(手ぶらセット500円)あり
料金: 1組3,500円〜
※1組大人3名まで。大人と子ども(小学生以下)の合計は4人まで
※大人の2人目、3人目はそれぞれ追加料金500円、子どもは無料
申込み:メールでお申し込みください。 メールアドレス: soba.uchi.wakwak@gmail.com
URL http://sobauchiwakwak.seesaa.net
インスタグラム https://www.instagram.com/sobauchi_wakwak/
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